
※以下は、発表当初(2020年9月)の情報をもとにした見解となります。
今回は、仮想通貨投資案件のヘリウムについて調査いたしました。
仮想通貨のマイニングを通じて、月利10%~70%が期待できる案件として注目を集めています。
自身でのマイニングはもちろん、代理店として紹介を行うことで紹介報酬を得ることも可能。アメリカでは2019年に開始し、すでに8000箇所でマイニングが行われるなど、大きな広がりを見せています。
仮想通貨を入手するための手段の1つ。通常大型のコンピューターを通じて行うが、ヘリウムは手の平サイズ強の専用端末を自宅に設置しネットに繋ぐだけでマイニング可能。
はじまったばかりのビジネスへの投資になりますので、成功すれば利益は大きくなります。
- ハイリターンが期待できる投資先を探している
- 良い副業がないかを探している
- 仕事として、既存のお客様に追加提案できる商品を探している
という方は、ぜひ一度お目通しください。
Helium(ヘリウム)について
Helium社及び関連会社について
Helium社
本プロジェクトの中心となる、カリフォルア州に拠点を置くIoT企業です。
2013年から事業を開始しているIoTのスタートアップベンチャーで、世界初のP2Pワイヤレスネットワーク網の構築を目指しております。
役割としては、後述するマイニング機能を持つ端末の開発を担当しております。
2019年時点でGV(元グーグルベンチャーズ)を含め5400万ドル(約57億円)の資金調達に成功しております。
下記の通り登記簿も確認できており、最低限、実在する会社であることとメディアでの露出等から動きのある会社である確認は取れております。
Prime Gate社
今回の投資案件のために作られた会社で、資金調達や海外展開を担っております。
提供される端末はアメリカではHeliumという端末名ですが、日本含む海外ではPrime Gate Heliumという端末として販売されるそうです。
Helium社がアメリカ国内や開発に集中し、Prime Gateは海外展開を一任されているという関係性なのでしょう。
今回の海外展開用に新設された会社であり、公的な情報はほぼなく、入手次第更新予定です。
IoTとは
直訳で「物のインターネット」と呼ばれる最新のネットワーク技術です。
たとえば、IoTがあることで
- エアコンとスマホを接続し、「もうすぐ家につくから、スマホからエアコンの電源を入れておこう」と言った操作ができる
- 工場で機器の操縦者の心拍数を収集。異変を察知した場合に本部に通知を行う
- バスの運行情報の収集を行い、各バス停でリアルタイムの情報を発信する
といったように、あらゆる人や物とネットを繋ぐことによって、より便利な生活を実現できます。
その実現には
- セキュリティやコスト面など、あらゆる技術課題をクリアすること
- ネットに繋ぎ・動かすための専用のネットワーク環境を整備すること
が求められますが、そこに独自のブロックチェーン技術と仮想通貨の仕組みを持って参入したのがHelium社です。
日本ではソニーや富士通・コカコーラなども参入・活用しており、参入する市場は非常に有望な市場です。
仮想通貨ヘリウム(HNT)とは
本件の報酬は、日本円ではなく独自の仮想通貨ヘリウムで支払われます。
Helium社の端末の普及度合いにつれて、ヘリウムの需要や信頼性が変動し価値も増減していきます。
ヘリウムの上場先
仮想通貨の信頼性を判断する基準として、どのレベルの取引所で取り扱われているかがございます。
ヘリウムは2020年9月7日現在で、
- バイナンスUS
- bilaxy
- コインベース(予定)
で上場しており売買が可能です。
特にバイナンスUSは、世界最大手級の仮想通貨取引所バイナンスのUS版であり、一定の基準をクリアしているといえます。
現時点では、「まだ扱っている取引所の数は少ないが、審査の厳しい大手でも扱われている」と、スタート段階の通貨としては良い位置ではないでしょうか。
なお、日本人はバイナンスUSを利用できないため、当面はbilaxyで売買を行うことになります。
ヘリウム(HNT)のマイニングについて
ヘリウムの魅力は、通貨としての魅力よりもマイニングにあります。
仮想通貨を入手するための手段の1つ。通常大型のコンピューターを通じて行うが、ヘリウムは手の平サイズの専用端末を自宅に設置しネットに繋ぐだけでマイニング可能。
このマイニングを行うことで、投資額の10%~70%分相当のヘリウムが毎月もらえます。
なぜマイニングなのか
ヘリウムは、IoTを普及するために立ち上げられたプロジェクトです。
IoT端末の動作には専用の電波が必要。つまり専門の電波を発信する端末が街中に設置されることで成立します。
よって、設置に協力してくれる方にどれだけメリットを提示できるかに、成否がかかっています。
また、電波を安定的に供給するには、常に端末が稼働していることが必須です。
設置者の気分次第で電源がON/OFFにされたり、何かをきっかけに捨てられてしまっては意味がありません。
そこで持ち出されたのがマイニング機能です。
「端末を稼働し電波を発信してくれている間は、常に報酬を出しますよ」ということで毎日ヘリウムが配当されます。
これに関しましては、妥当な理由と言えるでしょう。
マイニングの費用と収益予想
続いて、マイニングの初期費用とランニングコスト・収益予想です。
運営が発表している予測では以下のようになっております。
【費用】
- 初期費用(端末購入代金):57,000円
- ランニングコスト(電気代):300円程度/月
【収益】
- 1端末のマイニング量予想:100~200ヘリウム/月
→19,900~39,800円/月
※1ヘリウム=199円(記事執筆時点)
※マイニング量はあくまで予想であり、プロジェクト進捗や立地などにより変動の可能性がございます
収益予測は幅広く見積もられており、現時点では月利10%~70%程度と見ているようです。
非常に高い報酬に、不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。しかし、少なくとも拡販初期である内は、予想の範囲に収まる可能性が高いと考えます。
- 高めの報酬を払ってでも、知名度と信頼性を得ることを優先すると考えられるから
- 端末代は法定通貨であるが、支払いはヘリウム。
よって、配当が直接資金ショート(法定通貨不足)につながるとは限らない - ヘリウムそのものの流通も、目的の1つ
と考えられるためです。
一方で、後発組として参加する場合は、今よりも充実した環境で参入できる分、
- ヘリウム流通量の調整のため、マイニング報酬が調整される
- ヘリウムの売買環境が整い、気軽に売買される
などにより、報酬が下がっていく可能性は高いと見ておきましょう。
この手の事業は、参入するタイミングで報酬が大きく変わります。
シティ・ディベロッパー(代理店制度)について
更にこのヘリウムのマイニングにはシティ・ディベロッパーという代理店制度もございます。
この仕組みをご友人や家族、お客様に紹介することで紹介報酬を得ることが可能です。
シティ・ディベロッパーは、日本はもちろん世界中の対象国の方に紹介できます。
現在はアメリカと日本・韓国(同時展開)、その後は中国へ進出予定とのことです。
シティ制度について
シティ・ディベロッパーになることで、自分の担当地区(シティ)が割り振られます。
誰かが自分のシティに端末を設置した場合、自分が紹介した人でなくとも、設置された端末から報酬を受け取る事が可能です。
よって、この仕組が普及すれば普及するほど収益が得られるようになっております。
担当シティは47都道府県を1000エリア程度に区分し、希望を考慮した上で割り当てられていくそうです。
東京23区などの人気エリアは既にうまっており、今後もエリア競争は加熱していくものと思われます。
シティ・ディベロッパー(CD)の報酬体系
シティ・ディベロッパーの報酬は全部で4種類あります。
- ホットスポット設置報酬
→約5,000円(法定通貨・1回のみ) - 設置維持報酬
→端末のマイニング量の5-10%(ヘリウム・毎月)
→1端末からは最長5年間支払われる - CD獲得報酬
→約8,000円(法定通貨・毎月)
→紹介した方ごとに、最長5年間支払われる - シティ報酬
→自分の担当エリア(シティ)に誰かが端末を設置した場合、設置維持報酬が発生する。
※あくまで現行制度であり、変更の可能性がございます
10名の紹介すれば、ご自身の端末代はホットスポット報酬で回収、設置維持報酬を合わせると倍近い大きなマイニング報酬が期待できます。月利20%~140%ですね。
また、CDを獲得することができれば法定通貨で毎月8,000円の報酬が期待できます。
こちらも非常に大きな報酬額となっておりますが、次のCDになる条件から報酬の原資確保は計算されているものと見られます。
シティ・ディベロッパーになる条件
CDになる条件は3つです。
- 初期費用4万ドル(約420万円)を支払いCD契約をする
- 最初の1ヶ月で10契約を取ること
- 2年目以降は、年間で10契約を取ること
それなりの結果を求められることになります。
しかし、先着1,000名に限り、1の初期費用4万ドルが免除となるようです。
今は拡販を優先させたいということでしょう。
※もちろんですが、自身の端末代(57,000円)はご負担いただき参加することになります。
仮に2・3の条件を達成できなくとも、CD資格がなくなるのみで自身のマイニングは継続可能です。紹介するかは別として、とりあえずCDとして参加しておくのが良さそうです。
なお、2や3の契約ノルマがあることで、運営には端末代金分の収入が常に発生します。
これがホットスポット設置報酬(法定通貨で約5,000円)と、毎月のCD獲得報酬(法定通貨で約8,000円)の原資になっており、継続可能性を考えられていると見ております。
お金の窓口の総評
IoT事業としての成功よりも、参入タイミングで全てが決まる
ブロックチェーンを始めとした仮想通貨に関する技術は素晴らしいものがあります。
しかし、数多くの仮想通貨が登場する中、ほとんどの投資家がビジョンの実現を待ちきれず、通貨を売り払ってしまい価格が下落してしまっております。
Heliumは有名なベンチャーキャピタルなどから出資を受け、狙っている市場も非常に有望です。
唯一の例外になりうる可能性も0ではありませんが、投資家としての立ち振舞いとしては、初期ならではの大きな報酬と期待が寄せられるタイミングで参入することが重要と言って良いでしょう。
各報酬についても将来的には、
- 端末の値上げの可能性(現在57,000円)
- シティディベロッパーの契約費用(4万ドル)の発生
- マイニング量の調整
- ヘリウム(HNT)の価格変動
などにより、月利10~70%相当の報酬が出続けるかは未知数です。この月利の高さは初期のうちだけである可能性が高いでしょう。
仮想通貨案件においては、プロジェクトの進展を待つよりも初期に参入するほうが確実性が高いということです。
想定リスク
運営側が提示しているリスクは下記の2つです
1.端末の破損リスク
端末が破損してマイニングができなくなる技術です。
特にマイニングで心配されるのが、端末が発熱してしまうなどの熱破損リスクです。
しかし、ヘリウムの端末は電力を大きく使わずにマイニングできる端末であり、その心配は限りなく低いとみております。
こちらに関しては、耐久性等は使用してみないと何とも言えませんが、Wi-Fiルーターなどと同じく、管理に気をつけていれば問題ないのではないかと考えられます。
2.報酬が想定を下回るリスク
前述の通り、報酬が想定を下回る可能性があります。
こちらにはヘリウムの価格変動リスクや、報酬体系の変更のリスクも含まれております。
また、お金の窓口では下記もリスクとして想定しております。
3.流動性リスク
マイニング報酬はヘリウム(HNT)で受け取ります。
ヘリウムを日本円に換金するには、
- ヘリウムをビットコインなど日本で取り扱いのある通貨にトレードする
- 日本の仮想通貨取引所で、ビットコインなどを日本円に換金する
といった手続きが必要です。
しかし、まだ売買環境が整っているとはいえず、必要なタイミングですぐに日本円には変えられない可能性はあります。
こちらは、いろいろな取引所に上場計画もあるため、後に改善されていくでしょう。
4.事業破綻リスク
全ての事業に通ずることですが、事業が思うように進まずに倒産する可能性もございます。
以上が想定されるリスクとなります。
また、事業投資についての一般的な考え方・心構えをまとめておりますので、あわせて下記もご参考下さい。
事業型ファンド(事業投資)とは?メリット・デメリットと投資の考え方をシンプル解説!
まとめ
「余剰資金の範囲内であれば、積極的にチャレンジするのはあり!」
シティ・ディベロッパーも実質無料で参戦できる今、ハイリスク・ハイリターン案件として参戦するのはありです。
また、前述の通り4つのリスクが想定されますが、リスクが発生した際の損失は、端末代の57,000円のみです。
ハイリターン案件を上手に活用することができれば、資産形成スピードを一気に加速することが可能です。
余力のある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
参考サイト・調査協力
ニゲドク様
本案件の調査におきまして、運営者の渡辺亮平様に多大なるご協力をいただきました。
ニゲドク様では、ヘリウムのより詳細な情報・最新情報がアップデートされております。
申し込みされたい方は、ニゲドク様よりご紹介が可能とのことですので、ぜひご参加ください。
その他参考サイト
→質問やサポート依頼が可能です。