
渡辺さんは、退職希望者が離職中もお金の心配がなく過ごせるよう、給付金の申請をサポートをするサービスを展開され、話題となっております。
今回は、そのサービスの内容や全国退職者支援会の発足の経緯、会員様の利用状況や今後の展望についてお伺いしたいと思います。
渡辺さん、どうぞよろしくお願い致します。
全国退職者支援会のサービス詳細・レビューは下記よりご覧ください
退職者支援会の発足について
会社員時代は営業職とコールセンター職を経験させていただきました。特に営業時代は非常に苦しく、到底達成できるとは思えないノルマ、罵声が飛び交う環境に心身ともに疲れ果てました。
また、私の場合は、世間で当たり前とされる、始業時間の30分前出社や上司よりも先に帰宅するのはご法度という考え方に強い憤りを感じておりました。残業代がつくならまだしも、完全なるサービス労働です。
転職後も、1社目より労働環境は大きく改善されたのですが、また別の苦しさが待ち受けており、最後にはノイローゼのようになってしまい退職せざるを得ませんでした。
このときに、転職はせず、退職者支援会でサポートしている給付金の一部を受給しながら、休養を取ることを選択したのです。
経営者からフリーターの方まで、実に様々な職業の方と交流させていただきました。
スーツ姿でさっそうとした方もいれば、半袖短パンですが皆から慕われるビジネスオーナーなど、実に世の中にはたくさんの生き方・働き方があると知りました。
「決してそんなことはない!」と伝えたいと考え、自分にとってのより良い人生を考えるキッカケを提供したい。そのように考えたことがきっかけです。
試行錯誤や様々な方のご協力のもと、現在の全国退職者支援会が誕生しました。
提供サービスについて
改めてどのようなサービスを提供されておられるかを渡辺さんより簡潔にご紹介いただけますか?
ちなみに私もあとから分かったのですが、本来であれば、受け取った給付金額の倍以上を受け取る権利があったにも関わらず、知らないがために申請をしておりませんでした。
私が受け取っていたのは、失業給付金だったのですが、これ以外にも申請できる給付金がありました。
例えばうつ病の方がいるとします。これを「うつ状態です」と申告するのと、「うつです」と申告するのとでは、給付総額に大きな違いが出ます。
たった2文字の違いです。でも、それが大きな差を生むのです。もちろん、書いてもらうタイミングによっても、受給額が変わったり、0円になったりします。
これらのルールを知った上で、自分の状態に応じて適切な給付金を申請する必要があり、そのサポート機関が全国退職者支援会ということです。
利用者層について
また、苦しんでいる旦那様を見かねて、ご相談を頂くこともございますね。
人間関係や会社の労働環境と言った共通事項から、入社前とのギャップ、待遇への不満、同窓会がキッカケで、、、など、年代特有のお悩みをご相談いただきます。
お勤め先の事業規模も様々で、地元の会社で働かれている方から誰もが知る一部上場企業に勤務されている方まで。役職のない方から部長、役員クラスの方までいらっしゃいます。
ちなみに、従業員とは給付の条件は変わってしまうのですが、過去には代表取締役の方もいらっしゃいました。
利用者の離職後の活動について
その後、落ち着いた段階で、次のお仕事に向けての活動をされていらっしゃいます。
具体的には、体調に合わせて、徐々に資格取得・語学の取得・パソコンスキルの取得を行うなど、時間のゆとりを生かしたスキルアップを行われたりしております。
また、自身にとっての価値観の見つめ直しも大切です。
例えば賃金第一なのか、残業がないことなのか、逆に時間を気にせず働きたいのか、大企業がよいのか、小さな会社で一体感を感じて働きたいのか、営業職か事務職か、家から近い所が良いのか、住まいごと環境を変えたいのか…など。
自身を見つめなおす機会もあるため、転職活動にありがちなミスマッチも起こりにくくなります。
このようにスキルアップや、自分の価値観をしっかりと固めた上での面接であれば、偏見を持たずに向き合ってくれる企業もあるのではないでしょうか。
他には、給付金制度のルールの範囲内で、アフィリエイトなどの副業を始める方もいらっしゃいますし、私のように事業をおこそうとされる方もいらっしゃいます。
今後の全国退職者支援会について
その後は、離職後の生活の安定や、会員様がよりよい働き方を見出すという部分で、よりお力になっていければと考えております。
頭のどこかで、そのことを覚えておいていただけますと嬉しく思います。