「将来のお金が心配だから、お金を貯めないといけないな」と思っている方はいますか?
年金や子どもの教育費など、お金の不安はなかなか消えませんよね。
そんな中で、将来に備えて貯金しようと『節約』を考えている人も多いのではないでしょうか。一方、もっと早くお金を貯めるなら、『投資』した方が良いと思っている人もいるかもしれません。
しかし、実は『節約』と『投資』を組み合わせることが、最強の資産運用術だということを知っていますか?
税金や社会保険料など様々な支出が増えている日本では、節約と投資を両方していないと充分な資産形成はできないといっても過言ではありません。
そこで今回はそんな最強の資産運用術を解説します。また、具体的な節約方法も説明しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
節約と投資と組み合わせて、金銭的に豊かな将来をむかえましょう。
節約したお金を投資に回す
最強の資産運用術とは、まず節約で元本を作り、投資していくことです。
例えば、月1万円の節約をしたとしましょう。浮いた1万円を投資して、利回り3%で運用した場合、10年後はなんと『約140万円』になります。
(月1万円の節約をして、利回り3%で10年間投資した場合)
(参照:金融庁 資産運用シュミレーション)
節約するだけで貯まるお金は、1万円×12ヵ月×10年で『120万円』です。投資を組み合わせたことで20万円も多く貯蓄できます。
では、頑張って月5万円の節約に成功し、リスクを取って利回り5%で10年間運用した場合を考えてみましょう。その結果は、驚きの『約776万円』です。
(月5万円の節約をして、利回り5%で10年間投資した場合)
(参照:金融庁 資産運用シュミレーション)
節約のみをした場合は、5万円×12ヵ月×10年で『600万円』です。投資による効果は約176万円に及びます。
このように、節約してから投資する形で両者を組み合わせれば、資産形成に良い影響を大きく与えるのです。
しかし、それならまずは投資の元本を作るために、節約しなければいけません。これから具体的な節約方法を説明するので、ぜひ実践してください。
節約は投資以上の効果がある
節約には、投資以上の貯金効果があるといえます。
投資にはない節約のメリットは以下の通りです。
- 今すぐできる
- 税金がかからない
節約は今から始めて、すぐに効果が出ます。一方、充分な利益が出るまで時間がかかり、短期的には損する可能性すらあるのが投資です。
また、節約して浮いたお金は税金がかかりません。対して、投資で利益を出すと、約20%の税金がかかります。
いきなり投資に励むのではなく、まずは節約から始めるべきです。
実は、多くのお金持ちは、投資の前に節約に努めていることをご存知でしょうか?
例えば、個人で約100億円の資産を築きあげた本田静六さんも、その一人です。本田静六さんは、公務員で給料も高くなかったのですが、地道な節約と浮いたお金の投資でお金持ちとなりました。
他にも、世界で第3位の富豪であるウォーレン・バフェットも同じです。ウォーレン・バフェットは推定9兆円の資産を持ちながら、最もランクが下で年会費の安いアメックスのクレジットカードを使ったり、朝食をマクドナルドで済まして節約しています。
このように、お金持ちは投資と共に節約に努めているのです。つまり、節約はお金持ちになるために必須であるといえます。
資産形成に成功したいなら、まずは節約から始めるべきです。
節約する前にやるべき2つのこと
節約の成功率を上げるために、事前にやっておくべきことがあります。それは以下の2つです。
- 家計簿をつける
- 節約の目的を明確にする
それぞれ詳しく説明します。
家計簿をつける
節約するまえに、家計簿をつけ始めましょう。
毎日やる必要はありません。月に1回で充分です。
家計簿をつけると以下のような効果があります。
- 支出の内訳が分かる
- 進捗分かって、達成感が出る
家計簿をつければ、自分が何にお金を使っているか分かります。そうすれば、支出を『消費』・『浪費』・『投資』で分類することが可能です。
それによって、まずは浪費をなくすといった家計の改善が図れます。
また、家計簿をつけるメリットは節約の達成感があることです。具体的にいくら貯金できたか分かるので、もっと頑張ろうと思えます。
達成感は節約の成功へのカギです。
しかし、家計簿をつけることは少々面倒だと思う人も多いでしょう。そんな人は家計簿アプリの利用がおすすめです。
家計簿アプリを使えば、レシートを映すだけで簡単に家計管理ができます。さらに、クレジットカードの利用なら、自動的にアプリへ反映されるので便利です。
このような工夫をすれば、家計簿をつけることは面倒ではなく、むしろ簡単なことだといえます。
節約の目的を明確にする
なぜ節約をするのか、はっきりと決めましょう。
老後のお金や住宅資金、教育費など、貯金の目的があるはずです。どんなことのために節約するのか決めておけば、モチベーションが大きく向上します。
例えば、子どもの教育費を目的にしたとしましょう。それなら、子どものためにと節約できる人も多いはずです。
また、住宅費を目的にしたなら、憧れのマイホームのためだと節約する気分になりませんか?
目的を明確にすることは、お金がかかったり、何か必要なわけではありません。それだけで良い効果があるなら、節約前にやっておくべきです。
具体的な節約方法5つ
具体的な5つの節約方法は以下の通りです。
- キャッシュレス
- 保険の見直し
- 食費
- 通信費
- 水道・光熱費
それぞれ詳しく説明します。
キャッシュレス
日々のお買い物や公共料金の支払いをキャッシュレスにすれば、その分ポイントがもらえます。
今まで現金で支払っていたところをキャッシュレスに変えるだけなので、生活の質が下がらずお手軽です。
手に入れたポイントは買い物などに使えるので、実質値引きで商品を購入できます。
例えば、クレジットカードの還元率は一般的に1%です。月20万円の生活費なら、還元率1%だとすると、月2,000円の節約になります。
さらに、今なら消費者還元事業によって、2%もしくは5%以上の還元が受けられます。これほどの割引を常に受けられるのですから、支払い方法はキャッシュレスに変えるべきです。
保険の見直し
保険はたくさん契約すればよいものではありません。最低限の保険で充分です。
日本は、健康保険や遺族年金、死亡退職金など、社会保障が充実しています。それらを使っても、足りない部分を保険でカバーすればよいです。
そう考えると、入るべき保険は少なくなります。それぞれの状況によりますが、目安として3,000~5,000円の節約は可能です。
食費
食費はあらゆる方法で節約できます。
効果的な方法は以下の通りです。
- コンビニを利用しない
- 外食を控える
- 食品ロスをなくす
家庭によって差は出るものの、5,000~1万円くらいの節約はできます。
食費は工夫次第で、いくらでも節約が可能です。
通信費
もし、大手キャリアの携帯を利用しているなら、格安スマホへ移行しましょう。
格安スマホでも日々の使用に大きな問題はなく、快適に使えます。それだけで月5,000円ほどの節約が可能です。
水道・光熱費
水道・光熱費は毎月の固定費です。固定費を節約できれば、長期的に大きな節約効果があります。
主に以下のようなものが代表的な節約方法です。
- 節水シャワーヘッドの活用
- コンセントをできるだけ抜く
- LEDライトを使う
もちろん、これだけではありません。上記のような方法を一度でもすれば、ずっと節約ができます。
これを機に、水道・光熱費の節約をしてみてはいかがでしょうか。
節約を成功させる2つのコツ
せっかく節約を始めるなら、失敗したくないですよね。
以下の2つを意識すれば、節約の成功率が上がります。
- ストレスを生まない
- 周りと協力する
それぞれ詳しく解説します。
ストレスを生まない
ストレスが生まれると、節約が嫌になりやめてしまう可能性が高くなります。
例えば、食費や光熱費などを過度に節約すると、生活に支障が出るでしょう。そうなれば、身体的・精神的に辛くなり、節約に失敗しやすいです。
まずは、キャッシュレスや保険の見直しなどの、生活の質を変えない節約から始めるべきです。
その後、徐々に他の節約を進めていきましょう。
周りと協力する
一人で節約していると、寂しくなったり、甘くなったりして失敗しがちです。
友人や家族と節約について共有し合い、刺激をもらうとモチベーションが向上します。
節約は孤独にやらず、協力しながら行いましょう。
節約で資金を作り、投資でさらに増やそう
最強の資産運用術は、節約したお金を投資していくことだと分かりました。この方法を用いれば、驚くスピードで貯金できます。
代表的なお金持ちの本田静六さんやウォーレン・バフェットも同じ方法を使っていました。
これを機に、『節約』と『投資』の組み合わせを始めて、お金に困らない将来を目指しましょう。
ただ、肝心の投資の方法がよく分からない人も多いのではないでしょうか。投資は専門知識が必要で難しそう、というイメージはありませんか?
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