
慣れない海外旅行、日本語の通じない国で飛行機を降りたあと、入国の手続きなど無事に済むのか不安ですよね。
ここでは、香港空港に飛行機が到着したあとの流れや入国カードの書き方をご紹介します。事前に流れを知っておけば安心ですよ!
香港空港に到着したらまず入国審査へ
飛行機を降りたら、まず「Immigration(通称イミグレ)」と呼ばれる入国審査へ向かいます。
人の流れもあるのでそれについて行けばまず大丈夫です。「Transfer」というサインも出てきますが、これは「乗り継ぎ」という意味なので、「Immigration」のサインに従って歩きましょう。
入国カードは事前に機内で記入しておこう
入国カードは、到着が近づくと乗務員が飛行機の中で配ってくれることがほとんどです。ボールペンを用意しておき、事前に機内で記入するのがおすすめです。
入国カードは複写式で、2枚目は出国の際に必要になる出国カードです。2枚目にも文字が写るよう、筆圧を意識して書き込みましょう。
もし入国カードを機内でもらいそびれたり、ボールペンを忘れてしまっても大丈夫です。入国審査のカウンターの前には記入台があり、入国カードとボールペンが用意されているので、そこで記入しましょう。
記載するのは以下の13項目です。署名と日付以外はすべてローマ字で記載します。
- Family name:苗字(パスポートに記載されている通りのローマ字で)
- Given name:名前(パスポートに記載されている通りのローマ字で)
- Sex:性別(女性の場合はfemaleまたはF、男性の場合はmaleまたはM)
- Travel document No.:パスポートナンバー
- Place and date of issue:パスポートの発行地と発行日時(発行日時は日/月/西暦のように日付から先に書きます)
- Nationality:国籍
- Date of birth:生年月日(日/月/西暦のように日付から先に書きます)
- Place of birth:出生地
- Address in Hong Kong:香港での滞在先(ホテルの名前)
- Home address:現在の住所(番地、町、市、県、国という順番で、日本での住所の書き方とは反対順に書きます)
- Flight No.:香港まで乗ってきた便名(搭乗券に書いてあります)
- From:どこから乗ってきたのか(日本の成田空港ならNARITA,JAPAN)
- Signature of traveller :本人のサイン
入国カードの記入が済んだらビジター列に並ぼう
入国カードの記入が済んだら、Visitorsというサインが出ている列に並びましょう。自分の番がきたら、パスポートと入国カードを渡します。
入国カードは複写式になっており、2枚目は出国カードになっています。入国審査が終わるとパスポートと出国カードが返されます。香港を出国する際にこの出国カードが必要になるので、帰国まで無くさずに保管しておきましょう。
さらに、香港では入国スタンプを押されるのではなく、氏名やパスポート番号、入国日、滞在期限を印字したランディングスリップ(映画の半券のようなもの)がパスポートに留められるので、滞在中は無くさないように気をつけましょう。
香港空港で入国審査のあとは荷物を受け取ろう
入国審査を終えると、荷物受け取りのターンテーブルがあります。
自分の乗ってきた便をモニターで探し、何番のターンテーブルから出てくるのかを確認しましょう。似たようなスーツケースが多く、荷物の取り違えが多く起きています。
自分の荷物が出てきたら、他の人の荷物でないかをよく確認することが大切です。
荷物を受け取ったら申告物のない人はそのまま出口へ
手荷物を受け取ったあとは、税関審査です。
申告するものがある場合は赤色のゲートへ向かいます。申告するものがない場合は緑色のゲートから出口へ出ます。
香港の免税対象は以下の通りです。(18歳以上で、個人での使用目的に限ります)
- 紙巻タバコ19本、葉巻1本(もしくは複数の葉巻の総量)25グラム、その他のタバコ25グラムまでのいずれか1種
- アルコール酒類は度数30%を超すものは1リットルまで
香港空港の出口Aまたは出口Bに到着
緑色のゲートをくぐると、香港空港到着ロビーの出口Aまたは出口Bに出ます。お疲れさまでした!
飛行機を降りたあとは、入国審査や荷物の受け取りなどやることがありますが、簡単な手順なので心配する必要はありません。
ポイントは入国カードを機内で書いておくこと。落ち着いて記入しておけば焦る必要もないので、ボールペンをすぐ出せるように手荷物で準備しておきましょう。
スムーズに入国審査、荷物の受け取りを終え、香港の旅を楽しんでくださいね!