自分がしている節約に意味があるのか疑問を抱いていませんか?

節約とは、今の自分が満足できる生活の質を維持しながら賢く支出を抑えることです。ここを勘違いして、とにかく安さを追求する節約をしてしまっている人がいます。

それでは節約をしているつもりが、むしろ支出を増やしてしまう可能性があるのです。

そこで今回は、みなさんがやってしまっているかもしれない無駄な節約方法を6個ご紹介します。

もし心当たりがあったら、できるだけ早く改善しましょう。

INDEX
  1. 無駄な節約方法①クレジットカードのポイントを貯めるだけ
  2. 無駄な節約方法②駐車場代の節約のために買い物する
  3. 無駄な節約方法③安さを追い求めすぎてスーパーをはしごする
  4. 無駄な節約方法④セール商品の大量購入
  5. 無駄な節約方法⑤こまめに電気を消す
  6. 無駄な節約方法⑥エアコンを何度もオンオフする
  7. 無駄な節約をやめて、効率よく節約していこう

無駄な節約方法①クレジットカードのポイントを貯めるだけ

クレジットカードのポイントを貯めるだけポイントは使ってこそ節約になります。ただ貯めているだけでは、ポイントの有効期限が切れて失効してしまうかもしれません。

「節約のために、どんどんポイントを貯めよう!」と意気込むのは良いことです。
それだけでなく、貯めたポイントをお店での支払いや商品の交換などへ積極的に使うよう意識しましょう。

ポイントを貯めっぱなしにしないコツは、『貯める前に使う予定を決めておくこと』です。
こうしておけば、ポイントを貯めた後に迷わず使うことができます。

無駄な節約方法②駐車場代の節約のために買い物する

駐車場代の節約のために買い物駐車場代を節約するために新たな買い物をすると、無駄なものを買ってしまう可能性が高いです。

大きなショッピングセンターやスーパーでは、買い物した金額によって駐車場代が無料になるサービスがあります。
これにより、「もうちょっとだけ買い物すれば、駐車場代が1時間無料になるな」と思って、なにか買わなければいけない気持ちになったことはありませんか?

その気持ちのまま安易に商品を買っていては、いらないものを買う可能性が高まり無駄遣いにつながります。
もし駐車場代を払った方が安く済むなら、本末転倒です。

必要なものを買った結果、駐車場代が無料になるのが理想になります。
駐車場代の節約のために買い物をするのはやめましょう。

無駄な節約方法③安さを追い求めすぎてスーパーをはしごする

安さを求めすぎている1円でも安い商品を求めてスーパーを何件も回るのは、かえって浪費につながる可能性があります。
主な理由は以下の2つです。

  • スーパーごとに安くなっているものが異なり、つい関係ないものまで買ってしまう。
  • スーパーのはしごに疲れて、結果的に割高の商品を購入してしまう。

上記のように、節約のためにしていた行為が無駄遣いにつながる場合もあるのです。

また、時間的にも体力的にも問題が生じます。
ほんの少しの安さを追い求めてスーパーを巡るのは、費やす時間と体力がもったいないです。
それよりも、早めに買い物を終わらせて別の節約を考えたり、副業したりした方が早くお金が貯まります。

とにかく安さを求める節約ではなく、自分の時間と体力に見合った節約をしましょう。

無駄な節約方法④セール商品の大量購入

安さを求めすぎて無駄遣いするセールだからといって商品を大量に購入してしまうと、ついでに必要ないものを買う可能性が高まって無駄遣いにつながります。
また、購入品が食材の場合、消費しきれずに捨ててしまうかもしれません。

このような危険性が考えられるため、セールが理由で大量に買うのは避けましょう。
むしろ、必要なものだけに絞れば、通常価格の方が安上がりになることさえあります。

セールで無駄遣いしないためには、買う予定のものをリストアップしておくと効果的です。
こうすればリスト以外のものを買う可能性が低くなるので、ぜひ試してみてください。

無駄な節約方法⑤こまめに電気を消す

スイッチをこまめにオンオフこまめに電気を消すことを徹底しすぎると、かえって消費電力が増えて電気料金が高くなってしまいます。

日本科学未来館の調査によると、蛍光灯のスイッチをオンにしてから電気が点灯するまでに必要な電力が、通常の点灯時に比べて約2.2倍でした。
以下に調査結果の図を載せますので、ぜひ参考にしてください。

電気をつけた時の消費電力
(参照:未来館質問箱)

また、東京電気管理技術者協会も、こまめな電気のオンオフは必ずしも節約にならないと回答しています。(参考:電気安全に関するQ&A)

電気を24時間つけ続けていると、電気代の無駄遣いになるのは事実です。
かといって、数分単位で電気をオンオフするのも節約効果はありません。

特にキッチンやリビングは人の行き交いが多く、電気の入切が頻繫に行われやすいので注意してください。

電気を使わない時間が短時間ならつけっぱなし、長時間なら消しておくことを意識しておきましょう。

無駄な節約方法⑥エアコンを何度もオンオフする

エアコンを何度もオンオフするエアコンのスイッチを何度もつけたり消したりすると、余計に電気代がかかってしまいます。

最も電気代がかかる時間は、現在の室温から設定温度にするまでの間です。
設定温度になったからといってエアコンをすぐ消してしまったら、またつけた時に高い電気代が発生してしまいます。

空調事業を手がけるダイキンの調査によると、24時間つけっぱなしのエアコンより、30分間隔でオンオフしたエアコンの方がどの時間帯においても消費電力量が多くなりました。
時間帯と消費電力、電気代の結果は以下の表を参考にしてください。

24時間つけっぱなしと30分おきにオンオフ
(参照:ダイキン)

この結果からも、頻繫なエアコンのオンオフは無駄遣いにつながると分かります。

とはいえ、それなら24時間つけっぱなしにしておくべきかというと、そうではありません。

ダイキンの別の調査によると、エアコンを24時間つけっぱなしにするより、1日の想定生活スケジュールに合わせてオンオフした方がお得であると分かりました。
調査結果は同じく以下の表を参考にしてください。

24時間つけっぱなしと必要な時だけオンオフ
(参照:ダイキン)

こまめなオンオフやつけっぱなしなどの対策を変に意識するのではなく、必要な時に必要な時間だけエアコンをつけることが最適解なのです。

無駄な節約をやめて、効率よく節約していこう

今回ご紹介した無駄な節約は以下の6個です。

  • クレジットカードのポイントを貯めるだけ
  • 駐車場代の節約のために買い物する
  • 安さを追い求めすぎてスーパーをはしごする
  • セール商品の大量購入
  • こまめに電気を消す
  • エアコンを何度もオンオフする

上記の節約をしている方は、せっかくの努力が水の泡になっているかもしれません。
早いうちに改善して、賢く節約していきましょう。

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